こんにちは、私はスペイン出身のLです。

日本に来てもうすぐ二回目の誕生日で、33歳になります。温泉と日本料理が大好きです。日本語にすごく興味があったので、スペインでも少し勉強していたのですが、直接来たほうが早いと思って留学することにしました。

現在は日本の大学で日本語を勉強していて、卒業後は日本で就職したいと考えています。スペインの大学にいた頃は、コンピューター関係を専攻していました。将来は、コンピューター関係の知識と日本語、両方のスキルを活かすことのできる仕事に就きたいです。もし、日本で就職できなかったらスペインに帰って、日本語を使う仕事をやりたいと思っています。日本語学校の先生とか、いいですよね（笑）

日本に来たばかりのころは、大学の学生寮で他の外国人留学生たちと一緒に住んでいました。その後、ルームシェアで2LDKのアパ―トに住んでいたのですが、ルームメイトが引っ越して、自分一人になってしまったので、一人暮らしは寂しいなと思って、シェアハウスを探しました。やっぱり一人暮らしより、誰かと楽しく過ごしたかったので。

シェアハウスに住むのは初めてのことで、どんな感じか分からないし、見学も「荻窪North」が初めてだったので、ちょっと緊張していたんです。でも、見学したときにすごく気に入って、すぐにここに住もうと決めました。

「荻窪North」の中で特に気に入っているところはキッチンです。キッチンはキレイにリフォームされていて、スペースも広々としています。ハウスメイトと一緒におしゃべりしながら料理することもできて、とてもいい感じです。シャワールームと別で、広いバスルームもあって、ゆっくりバスタブにつかることもできます。

私の個室は和室なのですが、畳の部屋に住むことが夢だったので、とても嬉しいです。部屋には大きい窓もあって、窓の外には和風のお庭まであるんです！私にとって、最高の部屋ですね。

荻窪Northには今、日本人以外にも色々な国のシェアメイトが住んでいます。みんな、日本語と英語どちらもすごく上手ですよ。外国人のシェアメイトとは、英語で話しています。よくカナダ人のシェアメイトとは、リビングでご飯を食べたり、テレビを見たりして一緒に過ごしています。日本人のシェアメイトが来たら、一緒に日本語で話します。

以前、全員でハウスミーティングをしたこともあります。そのときは、自転車置き場の使い方について話し合いをしました。自転車置き場は細長い形なので、奥に置いている自転車を出すときには、手前の自転車を移動させる必要がありました。そこで、みんなの使う時間帯を聞いたところ、ちょうどずれていたので、早めの時間に出かける人は手前に、遅い時間に出かける人は奥に置こうという話になって、問題が解決したんです。私は午後出かけることが多いので、奥の方に置くようにしています。

一見簡単なことですが、日本語を使ってみんなと相談して交流することは、私にとってすごく意味のあることだし、シェアハウスで一緒に暮らしていく上で、とても大切なことだと思います。 

特にないです。ただ、ここは新しくオープンしたハウスだったので、一番最初、私一人しか住んでいなかった期間が少しありました。一人で広いハウスを使っていて、すごく自由だけど、ちょっと寂しかったですね（笑）でも、他のシェアメイトもすぐ入居してきてくれたので、今は家に帰るとみんながいて安心します。

私は学生なので、基本的には勉強に集中しています。勉強に疲れたときには、窓から外の庭を眺めて、休憩しています。夏の時期には、鳥が木の実を食べている姿が見えたり、鳴き声が聞こえたりして、少し煮詰まったときも気持ちがすぐに落ち着きました。

一番好きなことは、自転車に乗ってサイクリングへ行くことです。近くの公園によく行っています。たまに新しいお店や安いス－パーを発見すると、とても嬉しくなります。静かでリラックスできる環境なので「荻窪North」のハウスの周辺の雰囲気がとても好きです。

今年の春には、自転車で公園にお花見に行ったんですが、そのとき同じようにお花見に来ていた人に挨拶をしたんです。すると、向こうは私の顔を見て、最初は英語で話しかけてきました。私がそれに日本語で返したら、どんどん日本語で会話が盛り上がって、その方の家族のお花見の席へ誘われたんです。私はその家族と一緒に桜を見ながらいろいろな話をして、最高のお花見になりました。桜の国で生活しているんだな、と実感することも出来て、絶対に忘れられない思い出です。